2021年 05月 03日
箱のデザインや機構を考えるのが好きだ。
カルトナージュ・貼箱では、布や紙の柄・配色合わせを考える時が楽しい。
個人的な趣味だから、楽しめる。布も紙も箱も、ただ好きだから。何せ楽しい。
これは今年2021年のバレンタインチョコパッケージ買いしたゴディバ。
チョコレート自体も美味なので納得の価格ですが、たぶん箱代も価格反映されているな、という造り。
四隅の角がキレイだし、スムーズに引き出せる引き出し。紙質も少し吸い付く感じのする用紙。
本来は箱目的でショコラフェスティバルとか見に行くの楽しみにしていたけど、
コロナ感染拡大のため、叶わなかった。
3月末に仕事として貼箱を制作している方々のパッケージデザイン展を見に行った。
その感想を記録しておく。
PAKECTION! New Normal やってみた展
各デザイナー様のすばらしい作品は是非上記リンクを見て堪能していただきたい。
予想以上に感銘を受けて、過去の展示会のパンフレットを購入した。ものすごく参考になる。
何がすごいかというと、プロがプロたる所以であるコンセプト、および
それを具現化しているデザイン・設計がすごいのだった。(当然か)
パッケージは商品を入れる容器であるからして、
いかに商品内容に沿ったパッケージにするか、という
コンセプトありきでパッケージデザインがなされる。
私の趣味である箱作りは、それとは逆である。
布の柄をどう出すか、作った刺繍を箱の蓋・中身・どの部分に使用するか、等、
始めに箱の仕様ありきで、何を入れるかは後付けである。
出来上がったサイズを見て、そう言えばアレ入れるのに丁度良さそうだな。とかいう感じで用途が決まる。
今回の展示会を見て、1人興奮し、スタッフだと思っていた受付女性にパンフレットを購入します、と言って
「いやぁ、山内理恵さんってデザイナーの作品に特に撃ち抜かれました。どの作品もすごいですが。」
と話しかけたら、
「あっ、私です」と答えられて、仰天した。(笑)
特に撃ち抜かれたのは「使い捨てじゃない生理用品のパッケージ」
既存概念に囚われてないなぁ、と思って。
ご本人曰く「ファスナーつけただけ」って笑ってましたが、
パッケージに限らず、シンプルなことを組み合わせて要求仕様に応える、って
すごいことなんですよ。いやほんと。それがシンプルであればあるほど。
思いつく、ってことは、常に解決方法を模索して、たくさん試行錯誤してないとできないことですから。
その後も少しお話しして、クロスステッチ好きということが判明し、
道理でひっかかるハズだと納得。
過去展示会のパンフレットに掲載されている彼女の作品を見て、更にハートをうち抜かれたことは言うまでもない。
にほんブログ村
#
by ogakyo
| 2021-05-03 11:57
| design
|
Comments(0)