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猫と箱 ~カルトナージュとちいさな楽しみの日々~

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ミナ・ペルホネン展 つづく

先日土砂降りの中、元同僚と出かけた展覧会で、ものづくりの情熱というものを見てきました。
ミナ・ペルホネン展 つづく_b0230152_14063756.jpg
最初の2部屋はタンバリン柄のお洋服や北欧雑貨、ワンピースの展示で
何というかわいさ・・・!と舞い上がっていたのですが、
続くお部屋は、デザインのデッサン、挿絵、工場への微に入り細を穿つ指示、皆川氏の走り書きメモ、
工場職人たちの熱い動画、そして何十年と着続けられたミナのお洋服を思い出と共に展示されたお部屋
(亡くなった妻が20年間お気に入りで来ていたワンピース、とか)があり、
出口にたどり着く頃にはすっかりプロフェッショナルの気概に当てられ、ぐったりして出てきました。

100年続くものづくりを・・・そこには情熱がなければ!
そう、つまりはこれ。
ミナ・ペルホネン展 つづく_b0230152_14031676.jpg
今年の始めくらいだったか、人生初のスカート作りにチャレンジして、
服を作る、というのはこんなにも工程があったのか!と体感したところでしたので、
余計すごさを体感しました。

手間をかけるということ、自作の場合は裾にリボン縫い付けるのに、たぶん2mm幅くらいで
慎重にゆっくり縫いましたよ。ってのが、今のレベルの私にできる精一杯の手間(笑) 
刺繍の予定が手間かかりすぎるからリボンに変更したし。しかも歪んだし。
ミナ・ペルホネン展 つづく_b0230152_14342599.jpg
シンプルな洋服が好きで、強いていうなら多少ポケットフェチというかポケットマニアなので、
変わったポケットがついてる服だと思わず買ってしまいますが、
今度服を作る時は情熱をもって、変なポケットをつけようと決めました。

アイディアを妥協せずに形にしてゆく揺るぎない信念を見習おうと感じた展覧会でした。

# by ogakyo | 2020-08-18 14:55 | デザイン | Comments(0)

初めて布のパターンを考えた

初めて布のパターンを考えた_b0230152_17171659.png
先月末締切のデザインコンペに勉強のために応募することに決めて、
初めて布のパターンを考えてみたのだが、難しかった!
テーマは「いつか失われるかもしれない美しいもの」

候補は、木漏れ日・やさしい気持ち・大和言葉の3つが浮かび、
結局、木漏れ日でパターン作成することにした。
ちなみに「木漏れ日」って英語には単語がなくて翻訳できないらしい。
the sunlight shading shadows through leafs of tree とか説明するしかないんだって。
うつくしい日本語だよね。
初めて布のパターンを考えた_b0230152_17290894.jpg
3つともはデザインする時間がなくて(だいぶ前に決めたのにアウトプットしなかった)
1週間切ってから、ミナペルホネン 展覧会に行って刺激されて作り始めるっていう。

布を見るのが好きで、かわいい〜っとテンションが上がるデザイン、
美しい比率とかあるんだろうなぁ。
いざ自分で作ってみようと思うと、すんなりいかなくてびっくりする。(笑)

おかげで習得できたこと
・写真からパスを作成する
・四方送りパターンの作り方
・指定ピッチにサイズを合わせる

本当は手書きでかわいい絵が描けるのがいちばんだけど、
そうなるには何より美しいものをよく観察してストックすることから始めなければな。




# by ogakyo | 2020-08-03 08:30 | デザイン | Comments(0)

針のはなし

刺繍をするのに、すてきな図案があって、それから布と糸の色を決めたら、
針はクロスステッチ用の針、というだけであまり気にしたことはなかったのだけれども、
布目が細かくて針が通りにくかったので、サイズ28という細い針にしたら、刺しやすかった。
感動したので、28号専用の針刺しを作る。
針のはなし_b0230152_16314509.jpg
6本入なので六角形。
単色刺しの場合は、頂点全てに糸通し済の針をスタンバイさせよう。
蓋の方はキルトわたを載せて針が安定するように。
箱の方はマグネット貼って落ちない針収納箱に。
考えたら針をつくるってすごいよね。こんな細い棒に針穴開けるんだもんね。
針のはなし_b0230152_16344345.jpg
手芸屋さんに行くとDMCだけではなくて、みすやの針とかチューリップの針とか色々あって、
ゆっくり針の違いを知っていくのも楽しいな。

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# by ogakyo | 2020-07-26 17:21 | カルトナージュ | Comments(0)

a grand tradition du rouge et bleu 完成

a grand tradition du rouge et bleu 完成_b0230152_12093662.jpg
1ヶ月と少しで完成。
1 over 1 32ct は細かすぎて、なぜこんなこと始めたのか謎だな、と思いながらも
外出自粛で時間があったので続けているうち、途中から目が慣れた。
少しづつ地道に続けていると完成するからいいな。刺繍って。
やっぱCOTTONのお嬢さん部分が楽しかった!
a grand tradition du rouge et bleu 完成_b0230152_12194142.jpg

刺繡しているあいだは、気ままな旅のようだと思う。
次どう進むか決めるのも自由だし、どこから始めても良いし絶対にこうすべし、というやり方もない。
旅の醍醐味は、果たして注意深く進んだその道が正しかったのかどうか。
右下リースの輪部分はスリルとサスペンスを以って2目ずれており、1/4をやり直し!
a grand tradition du rouge et bleu 完成_b0230152_14072904.jpg
今回の旅で得た格言:
◆たくさん間違ってきたから、間違いにすぐ気付けるようになるんだよ。
◆再出発する時は、特に始めに注意せねばならない。(始めから間違ってその日の成果をほどく羽目にならぬように)


# by ogakyo | 2020-05-08 12:23 | カルトナージュ | Comments(0)

心に静けさを

心に静けさを_b0230152_07554513.jpg
外出自粛でも、普段と変わらずに生活をしよう。
部屋で鼻歌を歌いながら手芸をしている。新しい曲を覚える。
糸を変える際にストレッチも忘れずに伸び伸びする。
この機会にひどく時間のかかることをやってみたくなり、32ctで1over1 を始めた。
道のりは遠いが、図案の高さや幅が正しく出会うと嬉しい。
3回くらい間違いに気付いて、ほどいてやり直した。ほどく方が大変。

ソーイング・ビーを見て感動して、初めて洋裁を始めてみる。
水色の布でゴムウエストのスカートを縫っている。
まず、型紙の写し方がわからない。手芸屋さんで尋ねてハトロン紙を買って、本から写しただけで、疲れて終わった1日目。
2日目は、布を裁断して中表に縫うところを、表裏に縫い、ほどく。
ウエスト部分の縫い代の付け方も間違えた。縫い代を割るべきところを重ねて縫ったから、これもまた、ほどく。
3日目は、ゴムを通す部分をゴムより狭い幅で縫い、当然ゴムが通らないので、またまた、ほどく。

ほどくのが、とても上手になった。
それから、間違いに気付いてやり直したのだから、
やり直したところは、前より上手にできている。

幸せって、こういう小さな感じでいいと思う。
トイレットペーパーやマスク買い占めたら、心は満足するだろうか。
入手できなければ、それはもっと必要な人の手に渡ったのだろうと思い、代用品を考える方が楽しい。
人間には工夫する頭がついているのだから。

心に静けさを_b0230152_07553206.jpg
初めて完成を待つスカートの裾に刺繍を入れたら可愛いんじゃないかと思いつき、
道のりは遠くなったが、楽しい道のりだ。


# by ogakyo | 2020-03-31 08:38 | カルトナージュ | Comments(0)